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子供のいびきの最大原因は「扁桃肥大」

子供のいびきの最大の原因として挙げられているのが「扁桃肥大」です。

喉の奥を見てみると横の方に丸くぽこっと出ている部分があります。
これが扁桃腺と呼ばれる部分で、リンパ組織の一つです。
扁桃腺はウイルスなどの病原体と戦ってくれる非常に重要な部位なのですが、子供の頃に稀に肥大することがあります。
扁桃腺が肥大すると喉を塞いでしまい、空気を肺に取り入れられなくなります。
急激に狭くなるだけなので息ができないことはないのですが、その狭くなったことによっていびきが起こるのです。
更にいびきといびきの間に10秒以上の無呼吸状態があれば睡眠時無呼吸症候群となります。

扁桃肥大は生理的と物理的の2種類に分けられます。
成長段階によって起こるものが生理的要因、ウイルスなどの病原体が原因で起こるのが物理的要因です。
病原体から身体を守るために活動しているので肥大するのは活発に活動している証拠だともいえます。

しかし喉を閉塞されたのではその他の身体的要因が生まれてしまう可能性があります。
扁桃肥大が見られ、いびきも悪化し、更に高熱を頻繁に出すようになれば手術によって切り取ることを考えなければなりません。

子供の扁桃肥大による手術は頻繁に行われているので安全です。
また最近ではレーザーでできるようになったので入院せずに日帰り手術も可能となっています。

扁桃肥大が起こっていると食べ物が飲み込みにくくなったり、水分を異常に取るようになったりします。
これらの初期症状を見逃さずにしっかりと治療をするようにしましょう。